第35回の開催となったBasser Allstar Classic2023は、霞ヶ浦本湖に面する茨城県美浦村・大山エリアに整備されたバスフィッシングのためのイベントスペース「霞ヶ浦トーナメントプレイス」で開幕した。
オールスターの名物と言えば競技スタート時に選手を見送る大勢のファンとのぼりの数々。今年は昨年から会場が変更になったにもかかわらず、変わらぬ情熱を持った観衆が早朝から広大な大山のスロープに駆け付けた。
朝6:00、競技スタート。
予報では初日の天候は穏やかな一方、二日目は荒天となる見込みが大。ボートが侵入できないほどのシャローを釣ることが多いこの水系では、ひとたび天候が荒れると底荒れで状況が厳しくなることが予想される。
つまり初日に少しでも多くのウエイトを加算できた選手が有利に試合を運べることになる。
誰もがいつも以上に気合いを入れて臨んだこの初日、全体のファーストフィッシュをキャッチしたのが藤田京弥選手。6時32分、ソウルフラットを巻いて1190gのナイスフィッシュをLIVE配信のカメラに見せてくれた。
7:00~8:00にはこの日1回目の時合が到来。千藤卓選手の1240gを皮切りに、小森嗣彦選手は890g、江口俊介選手は780g、伊藤巧選手は1210gと660gを立て続けにキャッチ。
8:28には琵琶湖から参戦した川崎了選手も880gをキャッチし爪あとを残した。
沖田護選手は1050gと850gをキャッチし初日3位につけている
9時台から一気にギアを上げたのが伊藤巧選手。990gと920gを10分と間を置かず連続キャッチしリミットメイクと入れ替えを立て続けに達成。この時点でウエイトは3120gに。2位以下にほぼダブルスコアの差をつけた。
早くも独走状態に入りつつあった伊藤選手に待ったをかけたのが小森選手だ。朝のうちに620gの2尾目を追加していた小森選手は10:11にリミットメイク。12:52には800gで入れ替えを行い2310gまでスコアアップした。
しかし、ホームの利根川のタイドを読んだ伊藤選手はさらに上を行った。11:37に5尾目となる1670gをパワーフィネスでヒットさせるとカバーに巻かれかけたところをボートから身を乗り出しての渾身のランディングで下あごをキャッチ。
8人もの選手がゼロ申告という難しいコンディションの中にあって3尾3870gというビッグウエイトを計上し、2位の小森選手に1500g以上の差をつけて初日のトップに躍り出たのだ。
明日は伊藤選手がそのまま優勝まで突き抜けるのか? はたまた他の選手が伊藤選手の独走を阻むのか!?
今年も目が離せない展開だ。
明日の同船選手は初日のTOP4。伊藤巧選手、小森嗣彦選手、沖田護選手、センドウタカシ選手です!
会場に至近の駐車場はすでに満車となっているが、あみプレミアムアウトレットの駐車場が無料で利用でき、会場直通のシャトルバスも運行しているので、ぜひ会場でご観戦ください。
DAY1 結果
※FISH1~3はサイズ順です
DAY1のライブ配信アーカイブはこちら
Basser Allstar Classic2023のオンライン観戦や会場詳細は特設サイトにて!
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今号の特集はジャークベイト。
ですが、これから迎える低水温期に効く定番のパターンや使い方のだけの特集というわけではありません。巻頭に登場するのは早野剛史さんと横井丈史さん。まだまだ高水温の将監川でジャークベイトを投げ倒し、なんと2ケタキャッチ!2人が実践したハイシーズンならではのジャークベイトの使用法とは?
続く伊藤巧さんはジャークベイトをに使うタックルを徹底解説。攻めるストラクチャーやボートの流し方ひとつで使い分けるタック論には目からウロコです。
そのほか、ジャークベイトを得意とするアングラー6人に聞くいつ・どこに投げたら釣れる? 出しどころを一挙に紹介!