まとめ:編集部
写真とレポート:早川太
10月29~30日、茨城県美浦村・霞ヶ浦トーナメントプレイスにて開催されたBasser Allstar Classic2023。出場した全23選手の一挙手一投足をプレスアングラーのメモをもとに追いかける「フットステップ」。ウェブ上だけでの特別公開です! ぜひBasser最新号誌面と合わせてご覧ください。
◆ウイナー・伊藤選手の当日の釣りにフォーカスした記事をBasser最新号(2024年1月号)からウェブ用に再編集して掲載中! 雑誌1冊だとボリュームが多すぎる……という方におすすめのウェブ版特別編集です。
【有料記事】なぜ伊藤巧だけが5尾も釣れたのか? >>
8位/菊元俊文選手のフットステップ
菊元俊文(きくもと・としふみ)
1963年生まれ
主な戦績
1997年 JBワールド初代チャンピオン
1997年 JBワールド霞ヶ浦戦優勝
2001年 JBワールド山中湖戦優勝
2018年 W.B.S.ジャパンオープン優勝
ボート関連装備
ボート:チャージャー210エリート
船外機:マーキュリー250
エレキ:ガーミン・フォース
リア魚探:HE820、ヘリックス12
フロント魚探:HE8000、ヘリックス12、1222XSV
自動車:ランドクルーザー200
DAY1
▼スタート前
「1997年のJBワールドシリーズ優勝は、この大山からスタートして獲った」
▼潮来マリーナ付近
6:45
キッカーバグファットベイビーの17.5gテキサスで石積みインサイドのマットカバーを撃つ。このパンチングが菊元選手のメインパターン。
撃てる場所はカバークリーパー5.8g+アントライオン3.3inでも撃つ。
「今の霞ヶ浦は誘わないと食わない」
7:55
少し移動し、石積みのキーポイントにDゾーンを数投すると、再びパンチング。
「バスが差してない。インサイドに風が入ってるのが良くないのかも」
プロテクトエリアに入ってくるバスをねらっている。
「地道に投げてバイトを取るのが今の霞ヶ浦」
▼鰐川橋付近
9:35
鉄杭をカバークリーパー5.8g+アントライオン3.3inでも撃つとバイト。810gをキャッチ。
「鉄柱でラインがガビガビになった。ライン結び変えて良かったな。おったなぁ」
▼北利根川
10:56
雷と風を避けつつ移動。
「雷こわいなぁ」
この後、大荒れのなかロングドライブを決意。途中、ボラが突っ込んできて真っ二つになり、デッキ上に肉片が飛び散るアクシデントも。
▼古渡
11:35
ジャカゴ周りをスピナーベイト、ブッシュにはカバークリーパー5.8g+アントライオン3.3inを撃つ。
DAY2
▼スタート前
「今日は、昨日荒れていて行けなかったところに行く」
▼霞ヶ浦大橋左岸
6:11
前日同様、カバークリーパー5.8g+アントライオン3.3inでのカバー撃ちがメイン。Dゾーン、ジャックマンマー、Wモーションのテキサスにもローテーション。
「プラで一番大きいの釣ったところ」
ワームが痛んだのでセットし直す。フックセッティングが決まらないと何度も刺し直していた。ラインチェックもかなりシビアに行なっており、ブレイクなどちょっとしたミスでは絶対にかけたバスを逃さないという強い意志を感じた。
▼柏崎
9:13
恋瀬川河口周辺をチェックした後ここへ移動。ジグにコイがヒット。
「ゴンって食ってきたで」
▼霞ヶ浦大橋下流左岸
10:40
ジャカゴのインサイドのブッシュでジグ(カバークリーパー5.8g+アントライオン3.3in)で1100gをキャッチ。
「ランディングネット下手やな(笑)。あと2本釣って表彰台や! もうコイしか掬わんと思ったが、あと2回(バスを)掬うで!」
▼牛渡
12:48
ジグでひたすらカバー撃ち。スキッピングも多用してカバーに入れていく。
「キャストが決まったらバコーンって食ってくるのがブラックバスっちゅうもんや」
▼古渡
13:53
会場近く、帰着まで残り7分でジグで430gをキャッチ!
「諦めたらアカンっちゅうことや!」